母親がいないと長女は自然にしっかりするもの
妹の面倒をよくみて良き姉になるのが普通なんだが・・・
しっかりを通り越して要領よく生きることを学んでた日々
給食のない土曜日はいつも妹に昼ご飯を買いにいかせてた。
この日も近所の駄菓子屋さんにおでんのちくわとこんにゃくとタマゴを買いに行かせた
が、たまたまその日はおでんはしてなかったらしく持って帰ってきたものは生の具だった
すぐ食べれない事に腹を立て「あほちゃう?パンとコーヒー牛乳買ってきて!」と
再度走らせた。
そして妹が血だらけで帰ってきた
泣きもせず血だらけの手首を私に差し出している妹
状況が呑み込めなかった私は近所の人に助けを求めに駆けこんだ
駄菓子屋からの帰りに住宅の階段でこけてしまい牛乳瓶が割れ運悪く手首をきってしまったのだった
階段には点々と血が落ちていた。
近所の人達が出てきてどくどく出ている血をタオルでくるんでくれて救急車を呼んでくれた
病院で妹が処置されている間(死んだらわたしのせいだ・・私が犯人だ・・)そればかり考えていた
何針も縫って包帯グルグル巻きで出てきた妹を見た時
当分は良き姉になろうと・・少し・・誓った
ちなみに何十年たった今も妹の小指と薬指はくっつかない😢