ブログ中学生

女優

小学生から歌と演じることが好きだったので父の車の中で窓を開けてよく歌をうたってたうらら子。ドラマの子役ごっこや戦隊ものごっこも好きでセリフも作って遊んでた。

当時テレビでスター誕生やラジオで君こそスターという番組が流行っていてハガキを出してオーディションを受けにいったことがあった。

受かったらどうしよう・・と思いながら(笑) 1小節歌ったところで「カーン」と鳴らされておしまい(チーン) まぁ受かる気はなくただオーディションというものを見てみたい好奇心だけだったから良かったんだけどせめて2小節は歌いたかったな。

で、中学3年の夏に雑誌か何かで○○テレビタレントセンターのタレント募集を知り遊び半分で同級生と応募したら一次予選を通り二次予選も通ってしまったのだ(後にわかったけどほぼ誰でも合格)

が、ここで問題が。

入学金が10万円必要だと知りそんな大金持ってるわけないし親に反対されるのを覚悟で話してみたらやはり「あほか」と一蹴された。一緒に受けた子は当時人気だった薬師丸ひろ子にそっくりな子で親も芸能界に入れたかったのかその大金をポンと出してもらっていた。

ある日、落ち込む私を見ていた友達が学校で男子の制帽をひっくり返して「うらら子が女優になるからみんな寄付してー」と募金活動を始めてくれたのだ!

本当はあきらめるつもりだったし恥ずかしいし嫌だったんだけどもう引けなくなって私もバイトを探した。お好み焼き屋さんの張り紙を見て事情を話し短期で雇ってもらった。

そして同級生たちの募金がありがたくも3万くらいたまりバイト代も3万くらいありその話を親にしたら残りの足らない分を出してくれて晴れて契約ができたのだ。

週1回、スタジオで発生練習やパントマイムの練習があったんだけど私はすぐにお芝居のお稽古ができてテレビドラマに出れると大きな勘違いをしてたからとにかくくそ面白くなくて・・・でも寄付してくれた友達の手前そんな理由で辞めれなくて・・・ただ友達に借りたタイトスカートはいてエキストラで数回ドラマに出た時はテレビを見てみんなでキャーキャー言ってたことだけは良かったかな。まぁどのみち天然パーマで鼻ぺちゃのうらら子が美しい女優さんになれることは無いから儚い夢はいつしか終わっていくのだった。